国際ワークショップ「小学校における多言語活動のすすめ」のお知らせ
日 時: 2012年3月4日(日) 14時~18時
場 所: 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎シンポジウムスペース
(アクセス http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html)
参加費: 無料(事前登録不要)
連絡先: 吉村雅仁(奈良教育大学 yshmr@nara-edu.ac.jp) 古石篤子(慶應義塾大学 akak@sfc.keio.ac.jp)
<趣旨>
今年度から小学校外国語活動が本格実施となりましたが、ほとんどの場合、英語のみが学習対象として扱われているのが現状です。英語活動だけで子供たちの言語に関する態度・知識・技能の点で本当に効果が期待できるのかと疑問視する声もある一方で、英語ではなく、あるいは英語だけでなく他の言語を扱うことで言語能力の向上がそれ以上に見込めるという情報も今の日本ではほとんどありません。また、仮に英語以外あるいは複数の言語を扱うことが有効であるとしても、「英語だけでも大変なのに他の言語などとんでもない」と感じる教師が大半だと思われます。
このワークショップでは、英語活動とは別の選択肢の一つとして、多言語活動を提案したいと思います。多言語活動とは何か、効果があるのか、教材や方法はあるのか、評価はどうするのかなどの問いに答えるべく、複言語主義で有名な欧州評議会の言語政策において中核的存在であるミシェル・カンドリエ氏*による欧州の文脈での複言語教育の理論と実践についての講演をはじめ、日本の一部の学校で実際に行われている多言語活動やその教材の体験などを企画しました。小学校外国語活動に関わっておられる先生、教育委員会関係者、教員志望の方々のご参加をお待ちしています。
プログラムの詳細はつぎのPFD資料Keio workshopをご覧下さい。