日本言語政策学会・特定課題研究会「観光地のホスト社会を配慮した言語政策研究」は、このたび、第5回研究会を沖縄県石垣市にて研究会を開催することにしました。
石垣市を中心とした八重山地方の八重山語・方言はユネスコの消滅の危機にある言語・方言にあげられています。そして石垣市の教育大綱や第5次石垣市総合計画前期基本計画では、伝統文化・芸能の継承として「スマムニ」が明記されています。一方で、観光客の多くは、スマムニを認識することなく帰郷していると思われます。北海道では、一部地域でのアイヌ語による車内放送、北海道大学のキャンパスマップにおけるアイヌ語併記など、地域語の活用事例が見受けられます。地域のことばを観光場面で使うことは、どのような問題を持ち合わせるでしょうか。本研究会では、このテーマを観光の現場である石垣島から考えてみたいと思います。
開催日 2022年10月29日(土) 13:30~15:30
講 演 「観光資源としての言語」 石原昌英さん (琉球大学)
事例報告 「島ムニプロジェクト:アートホテル石垣島での取り組み」
髙嶺智子さん(アートホテル石垣島マーケティング課スーパーバイザー)
討 論 スマムニの観光場面での使用の可能性―真正性と普及の二面性から
司会 山川和彦(麗澤大学)
参加方法 zoom によるオンライン
(アカウントは申し込まれた方に10月下旬にお知らせします)
参加申込 メールにてお申し込みください。
kankoukomm2021*gmail.com *を@に変えてください。