主催:日本言語政策学会
共催:日本フランス語教育学会
グローバル化の深化する現代日本において、物理的心理的な国境の壁はますます低くなり、それに伴い言語教育の目的や教師の役割は揺らいでいます。言語教育は知識の伝達にとどまることなく、コミュニケーションを通じたアイデンティティーの形成、異文化との関わりなど、教育目的の多元化を迫られています。
日本社会は人口減少に直面し、外国人人口の増加する中で日本語によるコミュニケーションに向けた言語教育の位置づけ、急速に発展するAIに直面する英語教育、さらには大学教育改革の中で存亡の危機に直面している英語以外の外国語教育など、言語により抱える課題は異なるにせよ、従来の言語教育に大きな変化が迫られていることに変わりはありません。
このような時代や社会認識のもと、このシンポジウムでは、教授法や制度、教員養成、学会の存続などとの関連から言語教育の過去、現在、そしてこれからを展望しながら、異なる言語教育間の相互理解を進め、今後の言語教育に新たな活路を開きたいと思います。
日程:2025年3月3日(月)
会場:中央大学茗荷谷キャンパス
入場無料
基調講演13 :00~13 :30
講演者 江利川春雄先生(和歌山大学・英語)
シンポジウム1 13 :45~15 :45
日本語(山本冴里先生、山口大学)
中国語(村上公一先生、早稲田大学)
朝鮮語(中川正臣先生)
ロシア語(横井幸子先生、大阪大学)
司会:村岡英裕(千葉大学、日本言語政策学会)
シンポジウム2 16 :00~18 :00
英語(飯野公一先生、早稲田大学)
ドイツ語(境一三先生、慶應義塾大学・獨協大学)
スペイン語(大森洋子先生、明治学院大学)
中等教育(山崎吉朗先生、日本外国語教育推進機構)
フランス語(小松祐子先生・お茶の水女子大学、日本フランス語教育学会)
司会:村田和代(龍谷大学、日本言語政策学会)
全体討論18 :00~18 :20