2011年10月開催の研究例会のお知らせです.時期が迫っておりますがぜひご参加ください.
※ 当日の発表・質疑には手話通訳がつきます
- 日時:
- 2011年10月22日(土) 15:00 – 17:00
- 場所:
- 麗澤大学 東京研究センター(新宿アイランドタワー)
- http://www.reitaku-u.ac.jp/daigaku/campus/campus01.html)
- 講師:
- 田中慎也先生
- テーマ:
- 「マイノリティの言語権;改正障害者基本法におけるー言語(手話を含む)-を巡って」
- 概要:
- ここでいうマイノリティとは、「国家が複数言語共同体をかかえ込んでいる場合の少数言語共同体或いは 話者のことではない。日本における社会福祉政策等における言語問題処理と関連した対象者」を指す。昨年来、全日本ろうあ連盟を中心とした「手話言語法」制定推進会議が開催され、手話を言語と認めるよう求めてきたが、この8月5日より施行される「改正障害者基本法」第三条(地域社会における共生)第三項には、「全ての障害者は、可能な限り、言語(手話を含む)、~」が法令文化され、日本で始めて「手話」が言語と認められた。本講演においては、講演者が昨年来「推進会議」のオブザバーとして関わってきた中で問題とされた諸点と、今回の日本の法令上の「言語」規定の持つ意義と機能とについて論究を試みたい。