プ ロ グ ラ ム
日時: 2007年 9月30日(日) 13.30 〜 17.30
場所: 関西大学 千里山キャンパス 尚文館 502号室
http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html
1.
13.30−14.00 大谷 泰照(名古屋外国語大学)
「言語教育の動向を考える」
この国の異言語教育は、いま、かつてない混迷期にある。この混迷は、はたして何に由来するのか。そして、この混迷の克服の道はあるのか。この問題を、日本言語政策学会のあり方とともに考えてみたい。
2.
14.00−15.00 河原俊昭
(京都光華女子大学)
「アジアの英語教育のバラエティと日本」
アジアは英語に関して、EFL国(英語を外国語とする国)とESL国(英語を第2言語とする国)にわけられるが、これらの国々では、さまざまなバラエティに富んだ英語教育が行われている。日本では、近年、英語の第2公用語化論、英語が使える日本人の育成のための行動計画、小学校への英語教育の導入などが話題となっているが、これらはアジア諸国の英語事情、英語教育から何らかの示唆を受けたとも考えられる。日本の英語教育の新しい動きを、アジア諸国の英語教育と関連させながら、その可能性と限界を論じてみたい。
15.00−15.20 休憩
3. 15.20−16.20 西山 教行(京都大学)
「フランスにおける言語政策研究の現状と展望」
言語政策研究は,個別言語や使用国により何を中心課題として採りあげ,どのような取り組みを行うか,言語そのものに内在する性質や歴
史,社会的文脈などによりさまざまである。今回
は,フランスにおける
フランス語をめぐる言語政策の現状と今後の課題を展望し,フランス語
をめぐる言語政策の特色を明らかにしたい。
16.20−16.40 杉谷眞佐子(関西大学)「『敗戦国・ドイツ』の視点からのコメント」
日本と同様、第二次世界大戦において「敗戦国」となったドイツは、戦後の占領・東西分割時代から「戦勝国」は勿論日本とも異なった外国語教育が実施されており、それは今日の英語教育の方針にも反映されているようである。「言語間距離の相違」では必ずしも説明しきれないと思われる教育政策的な特色を概観し議論に供したい。
4. 16.40−17.30 全体討論
言語政策研究における語種・研究アプローチの多様性と課題領域の整理、及び今後の取り組みについて
18.00〜 懇親会 (場所については、後日ご連絡いたします)
当日、休日のため、建物の入り口は通常閉鎖されています。研究会、懇親会に参加される方は、恐れ入りますが、準備の都合上、8月31日までに下記へご連絡下さいますようお願い申し上げます。
連絡先:杉谷眞佐子(日本言語政策学会 理事)sugitani@ipcku.kansai-u.ac.jp
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